【真実】パチンコ・パチスロの還元率~他のギャンブルと比較すると…?

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還元率とは文字通り「○円投資したら△円返ってくる」というものです。

5号機のハナビをはじめ「設定1からでも勝てる」なんてウリ文句の機種もありますが、果たして本当に勝てるのでしょうか?

今回はパチスロの還元率についてみていきましょう。

目次

パチスロを含むギャンブルの還元率は?

代表的なギャンブルの還元率をみていきましょう。

  • パチスロ:約85.0%
  • 競輪・競艇・オートレース・競馬:約75.0%
  • サッカーくじ(toto):約50%
  • 宝くじ:約45%
  • オンラインカジノ:約95%

パチスロの還元率は約85%。簡単に説明すると、1万円投資すると8500円返ってくるということですね。

もちろん高設定の台を打つ回数が増えればこの数字は上がるでしょうし、逆に設定1ばかり打ち続ければもっと低くなる可能性があります。

例えばパチスロは4号機時代は普通のサラリーマンの平均年収を稼ぐことはそれほど難しくはなかったと思います。私も勝ち越していますし、実際にプロもたくさんいました。

とにかく勝ちやすい機種がたくさんありましたし、ハイエナも強力。ホールもいわゆる優良店がたくさんありました。

ですが5号機の寿命もあとわずかに迫り、6号機全盛時代となる今、パチプロ・スロプロは絶滅危惧種と言ってもいいでしょう。特にピンで稼ぎ続けるのはほぼ無理だと思います。

今この記事を読んでいる方のほとんどはパチスロで借金がある方ですよね?この「還元率85%」という数字を見てどう思いますか?

この数字が正しければ、例えば1000万円投資したとすると850万円のバック。つまり平均150万円負けということになります。

ザックリですが、毎日3万円投資を1年間続けると、150万円負けるといったイメージですね。これを数年続けると数百万になる。

あくまで平均値ですからこれ以上にもこれ以下にもなる可能性があるとはいえ、350万円借金を作った私から見ても、この数字は大体合っているのではないかと思います。

つまり、還元率85%というのは一見高そうに見えますが、1年でこれだけ負けることができるということです。

1年間にギャンブルに数百万円投資という事実

ここで冷静になって考えて頂きたいのですが、1年間で数百万円のお金をギャンブルに使うってすごくないですか?もちろん悪い意味で、ですよ。

ハッキリ言って頭おかしいレベルです。でも過去の私のように、依存症の人は何の疑問も感じず、ごく普通にやってしまっていることなんですね。

ホールに多額のお金を払い、台にメダルを入れ、レバーを叩き、ボタンを押す。これをひたすら繰り返す。

この行為にそれだけの価値があるでしょうか?

更に副流煙の影響でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、下手すれば肺がんのリスクが上がります。そして眼精疲労、首や肩こりまでおまけとして付いてきます。

お金を払って病気になろうとしているんですよ?ありえないですよね?

依存症の人は普通に考えて絶対にありえないことをやってしまっているということを今ここで認識してください。

高設定を打てばいいのでは?それにヒキ弱すぎ

確かにその通りです。

  • 北斗の拳で、北斗レインボーを引き単発で終了。
  • ハナビのBIG中にハズレが2回出たのに(設定5or6確定)、1日打って設定1以下のボーナス確率になってしまった。
  • ハーデスでGOD揃いを引くも、ジャッジメントがすべて犬50gだった。更に上乗せなしの駆け抜け終了。

つまりヒキが弱いことも影響しているのは間違いありません。ATが終了した数ゲーム後に中段チェリー引いたりなんかもそうですね。

ただ高設定を打ち続けることって現実的に可能でしょうか?

もちろん設定6を打ち続けることができれば、それだけで十分生活することができますし、家も建ちますよ。貯金だってできるでしょう。

仮に設定6を使わないホールも多い中、奇跡的に勝率が高い設定6をつかめたとしましょう。

でもその時にヒキ弱っぷりを発揮したら最後。その後はまた低設定を打つ可能性が高いため、回収の見込みは限りなく低くなってしまいます。

それに昔のようにAタイプのクロスカウンターや設定判別、設定変更判別なども今は使えない機種がほとんど。イベントだって表立ってできません。

バジリスク絆の6を入れているホールに徹夜で並び、集団で一島占拠。6以外はハイエナ目的で徘徊、ベガ立ちするか帰宅。

こういったことを徹底しない限り高設定を打ち続けるのは無理です。

ましてや結婚して子供もいる人がこんなことできるわけがありません。つまり高設定を打ち続けるのは現実的に不可能だということです。

設定1でも機械割100%超え!これだけ打っていれば負けない!

設定 BIG確率 REG確率 機械割 フル攻略時
1 1/312.1 1/385.5 98% 100.5%
2 1/303.4 1/368.2 99.9% 102.3%
5 1/292.6 1/348.6 103.1% 105.4%
6 1/277.7 1/324.4 106.1% 108.5%

例えばハナビの設定1の機械割はフル攻略で100.5%。理論上は負けないことになります。

仮に1日7000回転したとして、21000枚投資の21105枚回収。+105枚です。

チェリーや氷を複数回取りこぼしたらマイナスですし、これに換金ギャップなども考慮すると、打つ価値はゼロと言ってもいいでしょう。

「フル攻略で設定1でも勝てる!」という謳い文句は、あなたがパチスロを打つための口実に過ぎません。

確率通りにボーナスが引けないなんてことはザラ。それは自分が一番よくわかっているはずです。

確率は収束する!

はいその通りです。

例えばサイコロを振って1が出る確率は1/6。ただ短期的には偏りが生じます。そこで試行回数を増やせば増やすほど、確率は1/6に近づいていきます(収束する)

とはいえ、何回転までに確実に収束するなんてものはなく、気付いた時にはその機種はホールから撤去されているのが関の山。

それに勘違いしている人が未だにいますが、ハマったら次はすぐに当たるというのは真っ赤なウソです。

例えば箱の中に10枚のくじがあり、そのうちの1枚が当たり。10人が順番に1枚ずつくじを引くとします。

この場合、当たりを引けないほど残りの枚数が少なくなるため、後の人ほど当たる確率が高くなっていきます。

1人目は1/10、2人目は1/9、3人目は1/8、4人目は1/7…9人目は1/2、10人目は1(100%)

ただパチンコ、パチスロの場合は条件が異なり、くじを引いたら箱の中に戻すというシステムになります。

くじの枚数はずっと10枚のまま。つまり、いつ引いても当たりの確率は1/10だということです。

そして当たりくじ(ボーナス)を引いても同様に元に戻します。常に確率は一定なのです。

「ジャグラーで1000ゲームハマった。この後は連チャンする!」というのは単なるオカルトであり、むしろ低設定の証明になっているのです。

まとめ

「この先も打ち続けることで勝てる=資産として残すことができる」なら、副流煙等健康的なリスクはあるものの、パチスロを打つ価値はあります。

設定1から勝てる機種、確率の収束等は確かに間違ってはいませんが、どれだけ試行回数を増やしても確率通りにならないなんてことはザラ

それに仕事や家庭がありながら、スロプや並み居る軍団を差し置いて、数少ない設定6を掴むことができる可能性は非常に低いです

パチスロの還元率は約85%。85%という数字だけ見ると、大して負けないような印象を受けます。

しかし1日3万円投資すると、1年間で150万円負ける計算となり、自制が効かない人ならあっという間に借金地獄に堕ちてしまいます。

ただこの事実に多くの人が気づき始めたのでしょう。ハイリスクローリターンの機種が増えた結果、パチスロ人口は減る一方。

それに伴い潰れるホールの数も増え、最盛期は30兆円と呼ばれたパチンコ産業も今や20兆円を割る始末です。みんな止めているのです。

「パチスロやめますか、それとも人間やめますか」

この決断をするのは今この瞬間しかありません。

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